教会でお話を聴くときには、天使組さんが座席の準備をしてくれます。教会の椅子はおとな用なので、座布団では滑って落ちてしまうから、座布団を取って滑り止めシートを置いていきます。
人が集う時、始まる前に、みんなのために準備してくれる人がいるのです。窓を開けたり、机を並べたり、暑い時には扇風機、寒い時はストーブを点けておいたり・・・終わってからも同じです。片付けや掃除も誰かがやってくれているのです。
小さいつぼみさんたちのコミュニティーでも先日、友だちがお茶をこぼしてしまったのを見て、自分から床雑巾を取りに行き拭いてくれる姿がありました。それを見た友だちも雑巾を取りに行き、協力し合う姿が連鎖していきました。
「いつの間にかこんなことも・・・」と心あたたまる瞬間、とても幸せな気持ちに包まれました。
社会性の育ち、心の成長は、子どもたちの生活の何気ない毎日の出来事の中で培われていくと思います。
何色の雑巾が床拭き用なのか、その雑巾がどこにあるかも知っています。
みんなが自分のお部屋(環境)のことをよく知っているからこそ、自分で判断したり、行動に移すこともできるのですね。小さな失敗を喜んで助け合う、泣かなくても大丈夫、子ども同士で伝え合っています。