天使組 お楽しみ保育

天使組 お楽しみ保育

一学期の締めくくりは、年長天使組のお楽しみ保育。この日は朝から夜までの特別保育です。天使組の先生たちは晴天時・天候不順時の2つの活動計画を練り、入念に準備を重ね臨みました。

どんな時も、まずはお祈りから。

本柳神父様もお祈りのために来てくださいました。神さま今日一日、一人ひとりをお守りください。

はじめに調理。必要な道具を受け取り、グループ毎に力を合わせて取り組みました。今日はカレーライス、サラダ、フルーツゼリー。

その後、JR飯田線で伊那福岡まで森あそびへ。いつも手を振って見ていた、あの電車に乗れるなんてうれしい!

伊那福岡駅からも歩いて目的地の『十二天の森』へ。地下道をくぐったり、民家の間の小道を抜けて。

ほんとうによく歩きました。日々、持参した水筒のお茶や水を飲んでいるのと同じで、園外保育でも汗をかいたら上手に水分を摂ることができていました。自分の身体を守る力が育っていて、とても頼もしく感じました。

たっぷり歩いてもまだまだ元気いっぱい!

それではいよいよ森の中へ。神さまの被造物・・・植物や生き物であふれる世界の中へと足を踏み入れます。

「あっ!」「ほら、あそこ!」発話がどんどん増えていきます。

かすかな動きも見逃さない子どもたちの鋭い目。カミキリムシ・クモ・カエル・カナヘビ・・・おとなが見過ごしてしまう瞬間を子どもたちは見事にキャッチ!これには舌を巻きました。ほんとうにすごい!

せせらぎの流れる森の中には、苔やシダ植物もたくさん。植物は陸に上がってきた両生類の住処となり・・・目に見える生命の歴史に興味津々。

たっぷり散策を楽しんだあとは昼食。おにぎりの美味しかったこと!さらに園からはキュウリに手作りの甘味噌をつけてどうぞ。一本まるかじりです。こんな素朴な味がとっても美味しいひとときでした。

キラキラ光る木もれびと戯れ川遊び。川の流れのように遊びの時間もあっという間に過ぎていきました。

子どもたちの心の奥深くにどんな想い出がのこったことでしょう。

神さまの創られた世界は物語に満ち、幼い子どもたちの想像の翼を育てます。

楽しかったね。さあ、また電車に乗って帰ろう。

車掌さん、電車に乗れてとても楽しかったです。ベランダから電車に向かって手を振ってくださったお母さま、気がつきましたよ。とてもうれしかったです。ありがとうございました。

帰園してからの休憩タイムには、子どもたちの願いが叶いアイス!

「見ないで選んぼう」と伝えると、ちゃんと目を閉じて選んでいます。

夕方になっても暑さの厳しい日、予報通り遠くで雷の音も鳴っています。

夕食は室内でいただくことになりました。

食後の祈り。

その後は聖書の『羊』のお話から、子どもたちの名前の入った羊探しをしました。

迷子で見つからない友だちを見つけてくれた時のなんとうれしかったこと!

改めて、全員そろったところで記念の1枚。

今日のご褒美に、天使組の先生から手作りのプレゼントがありました。

雨も上がり、最後の最後に、保護者のみなさまといっしょに打ち上げ花火を見ることができました。

「園から未知なる所へ出かけ、様々なことに出会い・体験してまた園にもどってくる」、それは『行って帰る』お話と同じで、今日はまるで一編の物語のよう。

一人ひとり、どんなことを感じ、どんなことが楽しかったのか、ぜひお家でも耳を傾けてくださいね。

この日のために準備し、信頼して送り出してくださったお家のみなさま、最後まで見守ってくださった神様へ心から感謝を申し上げます。