干し野菜と隣人の日

干し野菜と隣人の日

ニンジン、ダイコン、ハクサイ、レンコン

そしてシメジ(きのこ)

年少さんから年長さんまで協力して作りました。

光の星は一番初めに作ったので、こんな風に乾いてきています。

みんなで一生懸命作った干し野菜

テラスでお日様の光をたっぷり浴び

風にくすぐられ

何日もしっかり干され

カラカラにかわきました。

ところで、幼稚園には「隣人の日」という

「おにぎりだけの給食の日」があるんです。

食べものがほとんどなく、

生きることも大変な人々の存在を想い、

質素を捧げる日です。

今年度最後の隣人の日、備蓄している災害時用のアルファ化米を使って

おにぎりを作ることにしました。

これがそのアルファ化米です(一クラス分)。

今日はビニールの中でご飯を作ります。

計量カップで水を計って入れました。

初めての経験にみんな真剣です。

よく混ぜて、口をしっかりしばって1時間、

これでご飯ができます。

どんな味になるのかな?

クラスごとに味も微妙に違う、3つのみそ汁。

いよいよ給食。

アルファ化米のおにぎり、少し冷たかったけれど美味しかった。

干し野菜のみそ汁は絶品でした!

野菜の戻し汁だけで、他の出汁は何も入れていないのに

スッキリとした野菜のうまみが凝縮されていて、

子どもたちも「おいしい、おいしい」と大満足。

日頃、きのこが苦手な子たちも、

「このキノコなら食べられる!」

こんな素朴な給食でしたが、心も体も満たされました。

前日から水に浸し、

干し野菜だけで旨味を引き出し

3つのみそ汁に仕上げようという給食の

ミールケアさんもまたすごいと思いました。

いつもきめ細やかな給食をほんとうにありがとうございます。

子どもたちの心に刻まれた、今年度最後の隣人の日でした。